

スマホを決めるときに重要視することって何でしょうか?今や生活必需品となりつつあり、ユーザーも老若男女問わずになってきていますので、求めるものも十人十色でしょう。とは言え「少しでも安く上げたい」というのはほとんどの方に共通していることだと思います。一方、docomo、au、ソフトバンクのいわゆる3キャリアの料金形態は結構似ていて、料金的に大差なし…どこにすればいいの?という悩みもあります。
そんな中、docomoは「with」という、今までは少し違った料金プランを用意しています。ここでは、withついて説明します。なお、このプランは適用機種が限られています。まずはwith対応2機種の紹介からしていきます。
もくじ
1.「with」対応2機種について
先ほど述べたようにdocomoの「with」が適用できる機種は
- arrows Be F-05J
- Galaxy Feel SC-04
の2種類限定ですので、まずはそれぞれの特徴を紹介します。スマホに求めらる基本的な要求はクリアしており機能も多彩ですが、CPUなどの基本的なスペックは抑え気味で、高画質動画の再生やゲーム等のヘビーな使用には適していません。どちらかと言うとライトユーザー向けと言えます。
1-1.arrows Be F-05J
arrows Be F-05Jは、富士通の2017年モデルです。富士通のサイトでは「デザイン」「日本製」「耐久性」「カメラ」の4点をウリとして推しています。
スペック
主なスペックを示します。ヘビーユーザーには物足りなさを感じるのは否めないですが、ワンセグやおサイフケータイといった日本独自の仕様に対応していて、ガラケーからの乗り換えでも機能面での不便さは感じないと思います。生体認証(指紋認証など)と赤外線は非対応ですが、これらが無いからといって、深刻に困ることはありませんよね?
サイズ(高さ×幅×厚さ) | 約144×72×7.8mm |
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重量 | 約141g |
カラー | レッド/ブラック/ホワイト |
OS | Android 7.1 |
ディスプレイ | 約5.0インチ HD IPS液晶 |
ディスプレイ解像度(横×縦) | HD(720×1280) |
CPU | MSM8916 1.2GHzクアッドコア |
内蔵メモリ | RAM2GB/ROM16GB |
外部メモリ(最大) | microSDXC(256GB) |
外部接続端子 | microUSB |
バッテリー容量 | 2580mAh |
アウトカメラ | 有効画素数 約1310万画素 CMOS |
インカメラ(自撮り側) | 有効画素数 約500万画素 CMOS |
防水/防塵 | 対応(防水:IPX5・IPX8/防塵:IPX6) |
VoLTE | 対応 |
Bluetooth | 対応(4.1) |
生体認証 | 非対応 |
テザリング | 対応 |
ワンセグ | 対応 |
スグ電 | 対応 |
非常用節電機能 | 対応 |
おサイフケータイ | 対応 |
赤外線通信 | 非対応 |
では、メーカがウリとしている「デザイン」「日本製」「耐久性」「カメラ」について見ていきましょう。
デザイン
arrows Be F-05Jのデザインは至ってシンプルです。個性的な見た目のスマホが多い中、このようなさらりとしたデザインがかえって新鮮に感じます。
日本製
規格・設計・開発・製造すべての工程を日本国内で行っています。日本国内のスマホ事情をよくわかっている方々が開発・設計しているというだけで、頼もしさを感じます。
耐久性
スマホのトラブルで一番多いのは落下による画面割れ…ではないでしょうか。arrows Be F-05Jは数々の落下割れ対策が施されており安心です。その一部を紹介します。
富士通独自の耐落下性試験 | 一般的な試験では高さ1.2mから木板に落とすところ、高さ1.5mからコンクリートへ落として耐落下性を評価 |
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リジッドべゼル | 角部の曲面で落下時の衝撃を分散させ、画面への負担を減らす |
金属素材 | 両サイドに金属素材を使用。金属は樹脂(プラスチック)より衝撃吸収性があるため、画面への衝撃負担を減らせる |
画面保護フレーム | 画面が地面に直接当たるのを防ぐフレーム形状 |
「画面保護フレーム」は、文章だけではわかりにくいのでメーカサイトの画像をご覧ください。
なるほど!落下面が凸凹でなければですが、これは効果ありそうです。
カメラ
アウトカメラ1310万画素、インカメラ500万画素で、ハイスペック機種と比べると見劣りするものの、広角レンズを採用しており撮影範囲が広くなっています。また、顔検出、暖色フラッシュといった機能も付いています。写真によほどのこだわりがない限り充分と言えます。
arrows Be F-05Jのおすすめポイント
arrows Be F-05Jの特長をまとめると
- シンプルなデザイン
- 画面割れに配慮した設計
でしょうか。私は(他機種ですが)落として画面を割ったこと、数知れず…。画面割れに対して徹底的な対策が取られているところをイチオシしたいです!
1-2.Galaxy Feel SC-04
Galaxy Feel SC-04はSUMSUNGの2017年夏モデルです。メーカのキャッチフレーズは「無駄はいらない、妥協もいらない。ワンランク上のコンパクト。」Galaxy Feel SC-04がどういうスマホなのかをわかりやすく現しています。
スペック
サイズ(高さ×幅×厚さ) | 約138×67×8.3mm |
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重量 | 約149g |
カラー | オパールピンク/インディゴブラック/ムーンホワイト |
OS | Android 7.0 |
ディスプレイ | 約4.7インチ、有機EL(Super AMOLED)、約1677万色 |
ディスプレイ解像度(横×縦) | HD(720×1280) |
CPU | Exynos7870、1.6GHz、オクタコア |
内蔵メモリ | RAM 3GB/ROM 32GB |
外部メモリ(最大) | microSDXC(256GB) |
外部接続端子 | microUSB |
バッテリー容量 | 3,000mAh |
アウトカメラ | 有効画素数 約1,600万画素 F値1.9 |
インカメラ(自撮り側) | 有効画素数 約500万画素 F値1.9 |
防水/防塵 | 対応(防水:IPX5・IPX8/防塵:IPX6) |
VoLTE | 対応 |
Bluetooth | 対応(4.2) |
生体認証 | 対応(指紋) |
テザリング | 対応 |
ワンセグ | 対応 |
スグ電 | 対応 |
非常用節電機能 | 対応 |
おサイフケータイ | 対応 |
赤外線通信 | 非対応 |
では、特長を見ていきましょう。
コンパクト!
最近、とにかく大きなスマホが多いです。大画面は動画やゲームには適していますが、一方で片手持ちしづらい、ポケットに入らないといった不便さがあります。スマホが「携帯端末」である以上、コンパクトサイズへの需要が消えることは、今後もないでしょう。Galaxy Feel SC-04は、小さいスマホがいい!という方にオススメです。
138×67×8.3mmは、iPhone7と同じくらいのサイズです。ものすごく小さいというわけではありませんが、Androidスマホは大きいものが多いので、このサイズでの選択肢が増えたのはうれしいことです。
有機ディスプレイ
Galaxyといえば有機ディスプレイ!というイメージですが、Galaxy Feel SC-04にも採用されており、美しく鮮明な画像を提供します。
バッテリー容量
Galaxy Feel SC-04のバッテリー容量は、このクラスでは大き目の3000mAh。電池もちの良さは好評価を得ています。使い方にもよりますが、一日二日程度なら充電なしでもでも充分持つようです。
カメラ
正直なところ、このランクのスマホに対して過度なカメラ性能を要求すべきではありませんが、Galaxy Feel SC-04は健闘しています。1600万画素は突出したものではありませんが、レンズのf値が1.9で、明るくきれいな写真が期待できます。他、便利機能もフラグシップモデルであるGalaxy S8、Galaxy S8+譲りで「美顔モード」や「食事モード」などを搭載。
また、画面スワイプで撮影モードが選択でき、片手撮影に適しています。コンパクトな本体のメリットをさらに引き出す、よい機能といえますね。
Galaxy Feel SC-04のおすすめポイント
Galaxy Feel SC-04の特長をまとめると
- コンパクトサイズ
- 電池もちの良さ
- 意外と高いカメラ性能
でしょうか。このご時世、コンパクトサイズというだけでも貴重ですが、特にイチオシしたいのは電池もちの良さです。アウトドア派にとっては充電回数が少なくて済むのはありがたいでしょうし、コンパクトサイズなので持ち運びもラクです。電池切れを気にせず、出先でささっとスマートに写真撮影!みたいなユーザー像が見えてきますね。
2.docomo「with」について
続いて、docomoの料金プラン「with」について説明します。一言でいうと
「契約している間は、無期限で月々¥1,500引き」
というものです。とてもわかりやすいですが、適用条件などをもう少し詳しく説明します。
適用条件
適用条件は一つだけ。シンプルです。withは他のプランと違い、条件を満たしている間は永久に割引を受けられます。
- arrows Be F-05JまたはGalaxy Feel SC-04でdocomoと契約
なお、arrows Be F-05JおよびGalaxy Feel SC-04は「with適用専用端末」となっており、withなしでの契約はできません。
適用終了となる時
こちらもの条件も一つだけで、わかりやすいです。
- 機種変をして、端末購入サポートを適用した時
だいぶ先のことではありますが、arrows Be F-05JまたはGalaxy Feel SC-04から機種変更する際の話です。「月々サポート」「端末購入サポート」を使って機種変すると、withは無効となり、-¥1,500/月は無くなります。使わない場合、withは継続されますが、新端末は定価で購入することになります。
withの継続はおトクなの?
上で述べたように、withは機種変更後でもその気になればずっと適用し続けることができます。ですがはたして、この選択はお得なのでしょうか。気になりますね。
ここで一旦、withを含めたdocomoでの端末購入補助をまとめてみます。docomoでラインナップされているすべての機種は、下記のどれかと紐づいており、併用は不可となっています。(withは端末料金完済後も継続されるので、厳密に言うと端末購入補助ではありませんが、便宜上ここに含めます)
月々サポート | 購入した機種に応じた月々の割引。対象はXperiaなどの比較的高価な端末。¥-2,000/月程度。 |
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端末購入サポート | いわゆる「2年縛り」契約をすることで、端末代金の一部をdocomoが肩代わりしてくれる。対象は比較的安価な端末で、¥600/月程度となる。 |
with | 対象はarrows Be F-05J、Galaxy Feel SC-04のみ。無期限で¥-1,500/月 |
例えば2年後、arrows Be F-05JまたはGalaxy Feel SC-04から、XperiaやGalaxyのハイエンドクラスモデルに機種変したとします。「月々サポート」を使うとwithは失効するものの、約-¥2,000/月。一方、これを使わずに端末を定価購入した場合、withが継続されますが-¥1,500/月止まり。
また、端末購入サポート対象機種をサポートなしで購入すると、約¥3,000/月程度かかります。端末購入補助をせずにwithを続けるか、withを切って端末購入補助を使うか…どちらが得か、言うまでもありませんね。
withを適用したままで機種変
withの継続条件として、「arrows Be F-05JまたはGalaxy Feel SC-04を使い続けること」という制限はありません。ということは、例えばSIMフリー端末を別途入手し、そちらにSIMを差し替えすれば、withを継続したまま機種変をすることができます。この場合、docomoから端末を買わないので、端末購入補助は関係ありません(使いません)。
とはいえ、SIMフリー端末は料金的な割引も保証も販売店次第ですから、いろいろ面倒な割には大して得しないということも考えられます。docomoの「下取りプログラム」が適用できないことを考えると、圧倒的に損をする…とも言えます。
誰かから端末を譲ってもらえそうとか、中古のハイエンドクラスモデルを狙っているとか、特殊な条件下であれば検討の余地はありますが、そういった特殊なケースを除けばイマイチな感じがします。
withについてのまとめ
withについてまとめます。
- arrows Be F-05JまたはGalaxy Feel SC-04で契約すると、-¥1,500/月
- 機種変更時に端末購入補助を適用しない限り、withはずっと継続される
- ただし、端末購入補助適用+with放棄の方が多分お得
- arrows Be F-05JまたはGalaxy Feel SC-04を手放す際は、withも一緒に手放すのが妥当
ということで、withうんぬんと言うよりは
「arrows Be F-05JまたはGalaxy Feel SC-04にすると、(たまたま)-¥1,500/月してくれる」
程度に考えておくべきでしょう。withのことは気にせず、単純にarrows Be F-05JやGalaxy Feel SC-04が欲しいかどうかと、絶対的な月額が許容できるかどうか、この2点で考えるようにするとよいかと思います。ずっと続けられるからといって、機種変後もwithを使って得しようとか、考えない方が賢明です。
arrows Be F-05やGalaxy Feel SC-04の購入方法を考える
arrows Be F-05にしよう!Galaxy Feel SC-04に決めた!となると、次は「どこで買うか」ということに関心が移りますね。これらはdocomoでしか購入できないので選択肢は限られますが、一つではありません。下記から選ぶことができます。
- ドコモオンラインショップ
- ドコモのショップ(実店舗)
- 家電量販店など
まだまだ2.や3.が一般的かも知れません。実店舗はわからないことを直接聞ける等いいところもたくさんあるのですが、1.のオンラインショップをぜひ検討してみてください。
- 24時間いつでも注文できる
- 受取先を選ぶことができる(自宅、コンビニなど)
- (Xi→Xi※に限り)機種変の事務手数料が無料
- 行列に並ばなくて良い、待たされない
等々、店舗にはないさまざまなメリットがあります。
(※Xi(クロッシイ):LTE通信端末のこと。例外はあるがスマホ→スマホと考えてよい)
方法
実店舗では、基本的に店員さんの指示に従えば何も知らなくても済んでしまうので、ここではオンラインショップに限定して説明します。
機種変の場合
オンラインショップにてarrows Be F-05JまたはGalaxy Feel SC-04を購入し、届いたらSIMを差し替えすれば完了です。支払は分割か一括か選べますが、どちらをつかってもwithは適用されます。ご安心ください。
MNP(他社のりかえ)の場合
MNPの場合は、事前に「MNP予約番号」の取得が必要となります。ここでの詳細説明は省略しますが、これは現キャリアから発行してもらいます。
商品の郵送について、機種変の場合は2日程度で届きますが、MNPの場合は乗り換え処理等々ありますので10日程度かかります。その間、10日まるまるではないかも知れませんが、キャリア変更処理時はスマホによる通信が一切できない期間が発生しますのでご注意ください。
下取りプログラム
docomoの「下取りプログラム」を使う際、実店舗だとその場で渡せば終わりなのですが、オンラインショップを使う場合は郵送しなければなりません。端末手配時に下取りプログラム適用を申し込んでおくと郵送キット(箱や伝票など)が送られてくるので、それに梱包して発送することになります。なお、下取り端末代金はdポイントで返ってきますのでご注意ください。
ドコモオンラインショップのキャンペーン
ドコモオンラインショップでは様々なキャンペーンを随時展開中なのですが、2017年9月現在、withと併用できるドコモオンラインショップのキャンペーンはありません。
まとめ
docomoのarrows Be-F05JおよびGalaxy Feel SC-04と、その料金体系である「with」について説明しました。arrows Be-F05JやGalaxy SC-04はバキバキの高性能ではありませんが、動画やゲームにベッタリのヘビーユーザーでない限り、不満を感じることはないと思います。個人的なおすすめポイントとしては、
- arrows Be F-05Jの徹底した耐落下性
- Galaxy Feel SC-04のコンパクトさ
です。
これら2端末のどちらかで契約すると、自動的に「with」が適用され月々料金¥-1,500。なお、arrows Be-F05JやGalaxy SC-04で、with以外の契約形態は適用できません。
withのウリは「ずっと¥-1,500」で、機種変更後も条件次第で継続されますが、支払額的に得をするかどうかは非常に微妙ですので、後々の機種変更時は十分な検討が必要です。

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店舗名 |
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ソフトバンクショップ, auショップ, ドコモショップ |
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