

HUAWEIシリーズは、中国の通信機器メーカであるHUAWEI社が提供するスマートフォンです。HUWEI社自身は日本でのなじみは薄いものの、通信機器や通信インフラでは世界的に名の知れた総合メーカです。スマートフォンの製造、販売においても順調に成長しており、今後の活躍が期待できるメーカの一つです。
ここでは、HUAWEIシリーズのメリット、デメリットをご紹介します。まずは、現行最新機種のスペックをご紹介してから、メリット・デメリットについて説明していきます。
もくじ |
端末ラインナップ
2016年12月現在の、HUAWEIの主要端末は下記4種類です。
機種 | honor8 | HUAWEI P9 | HUAWEI P9 lite | HUAWEI Y6 |
---|---|---|---|---|
サイズ(mm) | 145.5x71x7.45 | 145×70.9×6.95 | 146.8×72.6×7.5 | 145.3×72.1×8.5 |
重量(g) | 153 | 144 | 147 | 155 |
ディスプレイ | 5.2インチ (1920×1080) |
5.2インチ (1920×1080) |
5.2インチ (1920×1080) |
5.0インチ (1280×720) |
CPU | 4×2.3GHz+ 4×1.8GHz |
4×2.5GHz+ 4×1.8GHz |
4×2.0GHz+ 4×1.7GHz |
4×1.1GHz |
RAM/ROM | 4GB/32GB | 3GB/32GB | 2GB/16GB | 1GB/8GB |
バッテリ | 3000mAh | 3000mAh | 3000mAh | 2200mAh |
連続待受時間 | 390時間 | 566時間 | 610時間 | 300時間 |
カメラ (背面/全面) |
1200万画素/ 800万画素 |
1200万画素x2/ 800万画素 |
1300万画素/ 800万画素 |
800万画素/ 200万画素 |
honor8とHUAWEI P9はハイエンドモデル、HUAWEI P9 liteはミドルレンジ、HUAWEI Y9はエントリーモデルといってよいでしょう。Y9のメリットはコストくらいしかありませんので、ここでの話は左3機種を中心とします。
メリット
デザインやブランドイメージ向上、ハード性能、ソフト(UI)、すべての面に配慮が感じられ丁寧な印象をうけます。
1.デザイン
HUAWEIシリーズは、総じてシンプルで飽きのこないシンプルなデザインです。それだけでなく、アルミ製べゼル(外周部)や適度な曲面構成など、高級感もうまく引き出しています。
honor8の背面は15層から成る「マイクロパターン」を採用。角度によって光り方が異なり美しいだけでなく、オリジナル性のアピールでは群を抜いています。
2.P9 liteがコスパ高し
ミドルレンジクラスのP9 liteは実売価格¥27,000程度と、このクラスのスマホでは安さが目立ちます。ライバル機であるZenfone3は、日本版の価格を大幅にUPさせて物議をかもしましたが、HUAWEIはそれをしませんでした。
3.ライカ社と共同開発のカメラ
P9のカメラは、100年以上の歴史を持つドイツの光学機器メーカー、ライカ社と共同開発したものです。ブランドイメージを高めているだけでなく、独自の画質調整で暗所でも美しい写真を撮ることができます。カメラにこだわるユーザーは要チェックです。honor8もダブルレンズを採用しています。
4.マルチコアプロセッサ搭載
プロセッサコアとは、プログラムを実行するプロセッサの中枢部分のことを指し、この数が多いほど複数のプログラムを同時進行させることができます。つまり、処理が早いということになります。プロセッサコアが複数あるプロセッサ(CPU)を「マルチコアプロセッサ」と呼びます。
スマホのプロセッサはクワッドコア(4つ)が一般的ですが、honor8、P9、P9 liteはオクタオア(8つ)のプロセッサを搭載しており、処理能力向上に貢献しています。
5.HUAWEIオリジナルUI”Emotion UI”が使いやすい
AndroidスマホのUIは複数階層で構成されるものが多いですが、HUAWEI独自の”Emotion UI”は階層がなく、ホーム画面から全てのアプリにアクセスできます。
深堀りしなくてよいので初心者にわかりやすいだけでなく、形態がiOSとも似ているため、iPhoneからの乗り換えユーザーにも親しみやすいUIと言えます。
シンプルで使いやすい独自のEmotion UI
デメリット
HUAWEIシリーズのデメリットはほとんどないのですが、仕様上の関係で一部を除きau系SIMが使えません。これはどうしようもなく大問題ですが、他はちょっとした工夫や設定で回避できるものばかりです。
1.au系格安SIMは基本使えない
HUAWEIシリーズはauの周波数帯にほとんど対応していないため、au系のSIMでは通話・データ通信ともできない状態が続いていましたが、2016年11月より、UQモバイルがセット端末として、auVoLTE対応の”HUAWEI P9 lite Premium”を投入したことにより、au系MVNOでもHUAWEI P9 liteが使えるようになりました!auであるがためにHUAWEIを見送っていた方には朗報です。
HUAEWI P9 lite PREMIUM-UQモバイル
ただし、UQモバイル以外のau系MVNOでHUAWEI端末が使えないことに変わりはありません。また、honor8やHUAWEI P9の状況は以前と全く変わりませんのでご注意ください。
2.(honor8)入手経路が限られている
honor8は楽天モバイルの独占販売で、なおかつSIMとのセット購入を強制されるので、既にSIMを持っていて端末のみ欲しい方はちょっと困ることになります。
対処としては少し面倒ですが、最低価格のデータSIMで契約し、すぐ解約するという方法があります。楽天モバイルは初月無料ですので、金銭的に損することなく端末のみ入手可能です。
間違って通話SIMで契約すると、一定期間内の解約は違約金が発生しますので注意してください。
3.(honor8)ケース必須?
honor8の背面はマイクロパターン採用で非常に美しいのですが、落下させると割れる可能性が高いです。独特の輝きが少し失われ残念ですが、ケースを併用したほうがよさそうです。
4.誤タップ
HUAWEIシリーズは画面の左右が、端末の外縁ギリギリまで迫っています。画面占有率が高く本体の小型化に一役買ってはいるのですが、特に片手使用派の方は握った手のひらや小指などで誤タップしてしまうことがあるようです。握り方に若干の配慮が必要と言えます。
5.(P9/P9 lite)プッシュ通知が来ない?
プッシュ通知とは、LINEやFacebookなどでメッセージを受けた時に画面に現れる通知のことです。HUAWEI P9およびP9 liteで、このプッシュ通知が来ないという不具合が報告されています。
コミュニケーション派にとってこれは切実な問題ですが、設定で改善されるようです。導入の際には下記リンク先をチェックしましょう。
HUAWEI P9/P9 LiteでLINEやFacebookの通知がこない、鳴らない場合の改善方法
まとめ
日本国内で存在感が急速に高まっているHUAWEIシリーズのメリット・デメリットをご紹介しました。
デザイン、性能、使い勝手、どれかに偏ることなく、まんべんなく配慮が行き届いた好端末と言えます。
日本国内独特の仕様に対応していなかったり、販売経路が限定されているといったデメリットはありますが、ユーザー側が配慮すれば済むことばかりです。
iPhoneやXperia等に比べるとブランドイメージが若干弱いのは否めませんが、こだわりユーザーにも必見のスマホです。

販売店比較早見表
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詳細 |
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