友人、家族、同僚と連絡を取る際に、LINEを使っている方が増えました。電話ほど緊急性はない、時間があるときに読んでくれればいい、そんな程度のコミュニケーションを、LINEはぴったりのツールです。それまでのやり取りが一目瞭然なのもメールに比べて利便性が高いものです。
LINEは、いまや欠かせないツールですが、スマホの機種変更の時にデータの移行を忘れてしまうと後であわてる羽目になってしまいます。
特にスマホユーザーの中でも多数を占めるiPhoneでは、新機種が二年に一回、マイナーチェンジのSシリーズを含めると毎年新機種が発売されますので、二年に一度、多い方では毎年機種変更をする方もいらっしゃるのではないでしょうか。機種変更をする際のデータ移行の方法や注意点をご紹介します。
① この機会にデータを整理
LINEのデータを、旧端末から新端末に移行する方法は二種類あります。その大きな違いは過去のトーク履歴を引き継ぐことができるかどうか、ということです。
トーク履歴を引き継がない方法では、トークだけでなくトークの背景も移行できません。LINEのトーク履歴、既に不要になっているものも多いのではないでしょうか。これを機会にデータをクリーニングする場合は、この以降方法をおすすめします。
まず、機種変更をする前に旧端末で自分のメールアドレスを確認します。「設定」から「アカウント」を開くと「メールアドレス」が表示されますので、ここで党億してあるアドレスを確認、もしくは未登録であれば登録をします。登録すると、LINEから登録確認メールが届きますので、メールに記載されている認証番号をLINEに入力します。これでメールアドレス登録は完了です。
また、機種変更時に電話番号が変更になる場合は、同じ「アカウント」メニューから「アカウント引き継ぎ設定」をしておきましょう。
次に、新しい端末側の設定です。LINEをインストールし、LINEを立ち上げます。登録済みのメールアドレス、パスワードでログインし、電話番号認証を済ませれば完了です。今まで購入したスタンプは再度ダウンロードが必要になりますので、「設定」から「スタンプ」、「マイスタンプ」で購入履歴を表示し、ダウンロードします。
② 変わらず利用することも可能
旧端末のデータのバックアップをすると、トーク履歴も移行することができます。古いバージョンのLINEでは、手動でトーク履歴を移行する以外に方法がありませんでしたがバージョンン6.4からは、クラウド上にトーク履歴のバックアップができるようになりました。
LINEのバージョンを確認して6.4よりも古いバージョンであるなら、自分でアップデートをすることが必要です。
「設定」メニューの一番下に「LINEについて」と言うメニューがあります。ここをタップすれば、バージョンが確認できます。因みに2016年12月現在の最新バージョンは、6.9.1です。この機会にバージョンアップをしてしまいましょう。バージョンアップをした後に「設定」、「トーク・通話」と進むと「トークのバックアップ」メニューが表示されます。ここれバックアップと復元をし、①で紹介した方法で、LINEデータの移行と復元をすると完了です。
バージョンアップをせずに行う場合は、iTunesでバックアップを取り、そこから復元することになりますので、PCが必要です。
◆データ移行時には、ここを注意
機種変更後の新しい端末で、「新規登録」を選択してしまうと、過去のデータが全て消去されてしまいます。また、機種変更後に電話番号が変わる場合とログインにFacebookログインを使用している場合は、機種変更前のiPhoneで「引き継ぎ許可の設定」をしておかなければいけません。「設定」メニューから「アカウント引き継ぎ設定」を選択し、オンにしましょう。
なお、引き継ぎ許可の設定後24時間以内に、新機種への引き継ぎをしなくてはいけないので、新端末が届く日と旧端末が使用できなくなる日を考えたうえで、データの移行をしましょう。
◆まとめ
LINEのデータ移行は、旧端末でメールアドレスの登録、バックアップの準備さえできていれば簡単です。しかし、メールアドレスの登録をせずにLINEを使っているユーザーもよく見かけます。バージョンアップの件も同様です。古いバージョンのままLINEを使っている方は、何かあった場合に即座に対応できますので、都度新しいバージョンに更新しておくことをおすすめします。
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