

iPhone Xの後継機種としてリリースされたiPhone XS/XS Max、iPhone XR。iPhone Xと何が違うの…?と感じた方も多いのではないでしょうか。見た目はiPhone Xとそっくりなので、そう感じてしまうのもうなずけます。この記事では、iPhone Xとの違いを中心に、iPhone XS/XS Max、iPhone XRの紹介をします。
さらに、購入方法ということで機種変更に的を絞って、すこしでもお得なる方法も紹介していきます。
[もくじ]
1.iPhone XS/XS Max、iPhone XRについて
iPhoneXS/XS Max
iPhone XS/XS Maxは、iPhone Xの後継機種です。iPhone Xと同様、ホームボタンはありません。基本的にiPhone Xのマイナーチェンジなので、見た目やサイズ感はほとんど変わりなく、内部の性能が向上している、という感じです。
iPhoneXとの違いは、大きくいって下記です。
- 防水機能アップ
- バッテリー性能向上
- カメラ機能アップ
- カラーバリエーション追加
防水機能アップ
iPhone XSの防水性能は、IP68等級という規格に適合しています。具体的には「水深2mで最大30分間持ちこたえられる」というものです。先代のiPhone XはIP67等級でした。末尾の7と8が違いますが、この数字は水中への耐性グレードを示していて、数字が大きくなるほど水没に強くなります。
ちなみに下二桁目の6は防塵(ちりや埃に対する耐性)を示していて、0~6まであります。6は最上級で、ちりや埃を完全シャットアウトできる構造であることを保証します。
iPhoneが埃や水に弱いというイメージは、すでに過去のものとなりましたね。
バッテリー性能向上
iPhone XS/XS MaxはiPhone Xと比べバッテリー駆動時間が長くなっています。iPhone XSで+30分、iPhone XS Maxで+1.5時間といった感じです。インターネット使用時間でいうとiPhone XSが最大12時間、iPhone XS Maxが最大13時間。値が違うのはバッテリー容量によるものです。iPhone XS Maxは本体が大きい分、少しだけ長めに持つようになっています。
いずれにしろ、一日一回充電すれば十分問題ないレベルで、困ることはないと思います。
また、ワイヤレス充電対応+30分で最大50%の高速充電が可能で、外出先でのちょっとした空き時間でも効果的に充電できます。
カメラ機能アップ
スマートHDR/新プロセッサ「A12 Bionic」搭載により、動きの激しい被写体をぶれることなく撮影できます。また、iPhone Xとくらべ暗所での撮影がより素早く、綺麗に撮れるようになりました。
カメラそのもので言うと、iPhone XS/XS Maxは2倍の光学ズーム+10倍のデジタルズームが使えます。光学ズームはiPhone XRには付いていません。望遠撮影にこだわるならiPhone XS/XS Maxでしょうか。
カラーバリエーション追加
iPhone Xはグレイとシルバーのみでしたが、iPhone XS/XS Maxでは新たにゴールドが追加されました。ゴールドそのものはiPhone 8で見慣れていて目新しさはないものの、選択肢が増えたのはよいことです!
iPhone XS とiPhone XS Maxの違い
上で挙げたバッテリー駆動時間の他に、大きく違うのはサイズです。
- iPhone XS : 143.6 x 70.9 x 7.7(mm), 177g ディスプレイサイズ 5.8インチ
- iPhone XS Max : 150.9 x 75.7 x 8.3(mm),194g ディスプレイサイズ 6.5インチ
となっています。なお、iPhone XSはiPhone Xの大きさは全く同じです。
iPhone XSとiPhone XS Max、ディスプレイそのものやカメラ性能は全く同じですので、大小のお好みだけで選んでしまって問題ありません。
iPhoneXR
iPhone XRは、iPhone XS/XS Maxの下位機種という位置づけとなっていて、一昔前のiPhone5sとiPhone5cの関係に似ています。当時、iPhone5cはいかにもiPhone5sのセカンドモデルといった感じを受けたものですが、iPhone XRはどうでしょうか。
カラーバリエーション
いかがでしょうか。ガラスコーティングされていることもあって廉価感は全くしません。iPhoneXRは(PRODUCT)RED™をはじめとして、カラーバリエーションが豊富です。中にはiPhoneでは珍しい色もあり、ユーザーの目を楽しませてくれます。カバーを付けるのがもったいないですね。
iPhone XS/XS Maxとの違いを挙げておきます。
- サイズ
- カラーバリエーション
- ディスプレイ
- カメラ
- 防水性能
- バッテリー駆動時間
サイズ
iPhone XS/XS Maxのサイズを比較してみます。
高さ(mm) | 幅(mm) | 厚さ(mm) | 重量(g) | ディスプレイ | |
---|---|---|---|---|---|
iPhone XS | 143.6 | 70.9 | 7.7 | 177 | 5.8インチ |
iPhone XS Max | 157.5 | 77.4 | 7.7 | 208 | 6.5インチ |
iPhone XR | 150.9 | 75.7 | 8.3 | 194 | 6.1インチ |
大小で見ると、 iPhone XS Max > iPhone XR > iPhone XSとなっています。敢えて言うなら、iPhone XRはiPhone XS/XS Maxに比べ少し厚めです。
カラーバリエーション
iPhone XRはブルー、ホワイト、ブラック、イエロー、コーラル(珊瑚)、(PRODUCT)RED™の六色が用意されていて、見た目にも華やかです。(PRODUCT)RED™は、この色をした商品の収益の一部をエイズ対策へ献金するので有名ですね。Appleの他、コカコーラなども協賛しています。
ディスプレイ
iPhone XS/XS MaxとiPhone XRでは、サイズはさておき、ディスプレイそのものが異なります。下記に違いを挙げます。
種類 | 解像度 | コントラスト | 3D Touch | |
---|---|---|---|---|
iPhone XS | Super Retina HD | 2,436 x 1,125 | 1,000,000:1 | あり |
iPhone XS Max | Super Retina HD | 2,688 x 1,242 | 1,000,000:1 | あり |
iPhone XR | Luquid Retina HD | 1,792 x 828 | 1,400:1 | なし |
解像度はディスプレイの大きさそのものも関係してくるので、一概には比べられません。
iPhone XS/XS Maxの”Super Retina”は有機ディスプレイ、iPhone XRの”Luquid Retina”は液晶ディスプレイです。液晶ディスプレイは有機ディスプレイに比べると数字的なことを比べるとどうしても見劣りするのですが、iPhone XRのLuquid Retina HDは液晶ディスプレイの中では最高レベルのものであり、美しいことに変わりはありません。
余談ですが、液晶ディスプレイでフルスクリーンを実現させたのは、技術的目線で見ると画期的なことなのだそうです。
コントラスト比を見ると、iPhone XRはiPhone XS/XS Maxに比べかなり低くなっています。この値は大きければ大きいほど「画像の濃淡をより細かく表現できる」ということになります。ですが、これは感覚的なこと(見る人の好み)も関わってきますので、数字が低いからといって一概にダメとは言えないところがあります。
実際に店頭などで見比べてみるとよいかもしれないですね。見る人の色彩感覚にもよるのでしょうが、おそらくほとんど気にならない程度の差だと思います。
iPhone XRには3D Touchがありません。慣れ親しみ具合にもよりますが、無いからといって深刻に困るものでもないと思います。
カメラ
iPhone XS/XS Maxはデュアルカメラで光学ズーム対応、デジタルズーム10倍です。一方のiPhone XRはシングルカメラで光学ズームなし、デジタルズームは5倍までとなっています。
数字だけで見るとiPhone XRは明らかに劣りますが、基本的なカメラ仕様やスマートHDR、A12Bionic内蔵は変わらないことから、そこまで気にするレベルではありません。普通に写真やビデオをとる分には、なんら遜色ないと言ってよいレベルです。
防水性能
iPhone XS/XS MaxはIP68等級、iPhone XRはIP67等級で、ワンランク下となっています。その違いはというと、IP68等級は水深2mで30分、IP67は水深1mで30分です。どちらにしても…普通の使い方をする分にはまずあり得ない状況であり、気にするような違いではないことがわかります。なお、防塵性能は両者全く同じです。
バッテリー駆動時間
バッテリー駆動時間はiPhone XRの方が優れています。ご覧ください。
連続通話時間 | インターネット利用 | ビデオ再生 | オーディオ再生 | |
---|---|---|---|---|
iPhone XS | 最大20時間 | 最大12時間 | 最大14時間 | 最大60時間 |
iPhone XS Max | 最大25時間 | 最大13時間 | 最大15時間 | 最大65時間 |
iPhone XR | 最大25時間 | 最大15時間 | 最大16時間 | 最大65時間 |
ほとんど変わりないといえばそれまでですが、いずれの項目においてもiPhone XRが最も長くなっています。20時間以上も連続通話するなどまず考えられませんが、バッテリー消費量(速度)という面からみると、いざという時はiPhone XRの方が安心できるかもしれません。
どちらを選ぶ?
選択ポイントは
- カメラ
- バッテリー駆動時間
- カラーバリエーション
といったところでしょうか。カメラにこだわるならiPhone XS/XS Maxでしょうし、カラーやバッテリーを気にするならiPhone XRになるでしょうか。個人的にはiPhone XRの(PRODUCT)RED™に惹かれました。
あと、価格も重要なポイントだと思いますので、Appleで提示されている価格を参考としてご紹介します。すべて一括払い、税別です。
64GB | 128GB | 256GB | 512GB | |
---|---|---|---|---|
iPhone XS | ¥112,800 | (なし) | ¥129,800 | ¥152,800 |
iPhone XS Max | ¥124,800 | (なし) | ¥141,800 | ¥164,800 |
iPhone XR | ¥84,800 | ¥90,800 | ¥101,800 | (なし) |
うすうす感じてはいましたが、あらためて見るとどれも高額ですね…。
2.iPhone XS/XS Max、iPhone XRに機種変更するタイミング
iPhone XS/XS Max、iPhone XRは他のiPhoneの例に漏れず、スマホ界でトップクラスの高額機種です。それだけに、購入にあたっては少しでも無駄をなくしたいところです。そのためにも、機種変更するタイミングはよく見極める必要があります。ポイントは
- 2年縛りを意識して、機種変更は更新月に行う
- 今使っているスマホの残債をゼロにしておく
です。
「2年縛り」に注意!
最近ニュースで、2年縛り廃止検討などど報道しておりました。とはいえ、すぐに変わるわけでもなく2年縛りはまだまだ健在です。ここを意識しておかないと、スマホの機種変更は大損します。
スマホの契約における重要ワードは3つあります。それぞれについて簡単に説明します。
- 2年縛り
- 自動更新・更新月
- 解約料
2年縛り
一般的なスマホの契約は期間が決められており、大抵2年または3年となっています。簡単に言うと、契約後2年または3年経たずして解約や機種変更をすると、ユーザー側には金銭的になんらかの不利が生じます。以前は契約期間として2年が主流でしたので、損したくなければ2年間は解約できないということで、「2年縛り」という言葉が生まれました。
自動更新・更新月
上記で説明した2年または3年が経過した後、スマホの契約はどうなるのでしょうか。他の商品やサービスがどうなのかよく知りませんが、スマホの場合はユーザーから何も言わない限り契約は「自動更新」され、2年または3年の新たな契約が自動的に発生します。次はMNP(のりかえ)しようと考えていたとしても、何もしなければ新たな2年(3年)縛りが発生してしまいます。
更新月とは2年縛りが一時的に解除される月のことで、具体的には契約後25ヶ月目(ちょうど2年経過~2年1ヶ月目の終わりまで)です。3年縛りの場合は37か月目ということになります。この期間内の機種変更やMNPでは、次で説明する解約料がかかりません。
解約料
解約料とは、更新月以外にスマホの契約を解除する際に支払わねばならない料金のことです。金額は契約会社によって異なりますが、一般的には9,500円(税別)です。この支払いを回避したければ、解約にしろなんにしろ更新月期間内でやりましょう、ということになります。
現在使っているスマホの残債をゼロにしておく
ここでお話するのは通信料金ではなく「スマホ本体の料金」についてです。一括支払いももちろんできますが、iPhone XS/XS MaxやiPhone XRのような高額機種では分割払いにすることが多いと思います。その期間は、上の2年縛りに合わせた24回払いというケースが一般的です。スマホ本体の分割払いは月々の通信費と一緒になっており、普段はあまり意識しません。ですが、解約や機種変更を考えるときは重要となります。
例えば2年縛り期間内に、解約料を払って契約を解除したとします。以降、通信費を請求されることはありませんが、スマホそのものは購入済であるため残債が残ります。つまり、24ヶ月目までは毎月の支払が発生します。使わないからといって残債を免除してくれることはありませんし、返却もできないのが普通です。
この状況で新たな、例えばiPhone XS/XS MaxやiPhone XRを購入して契約したとすると、この契約の月額+解約済スマホの残債を毎月支払う羽目に陥ります。いわゆる二重ローン状態です。
さらに、解約済スマホの支払いにおいては、月々サポートに代表される金銭的な援助もなくなるので、料金UPとなるおそれも十分あります。売却しようにも、残債があるスマホの買取はどこもしてくれません。各キャリアは残債付スマホの個体番号を把握していて、使えない(通信できない)ようにしているからです。余談ですが、この状態のスマホを「赤ロム」と呼びます。中古スマホ購入の際、赤ロムに手を出してはいけません。
またこのケースでは、通常の機種変更なら必ずできて金銭的な効果も高い「端末下取り」ができませんので、新契約の月額もその分高くなります。下取してもらおうとすると、新契約成立前に残債を一括払いするなどの処置が必要で、いずれにしろ金銭的な負担は避けられません。
残債が発生してしまうがどうしても今、iPhone XS/XS MaxやiPhone XRが欲しい!という場合は、この辺を意識して、金銭的な準備をしておく必要があります。
3.キャンペーンを活用しよう
ただでさえ高額なiPhone XS/XS MaxやiPhone XRです。キャンペーンを駆使して、少しでもお安く手に入れましょう!定番は「端末下取り」でしょうか。キャンペーンはどこのキャリアも年中やっていますが、対象機種や期間が限定されていることも多いので注意しましょう。
ソフトバンクのキャンペーン
下取りプログラム (機種変更)
iPhone XS/XS MaxやiPhone XRへ機種変更する際、今使っているスマホを下取りに出すことで機種に応じた割引が受けられます。割引額はキャッシュバックなどではなく、「月々の通信料」に反映されますのでご注意ください。
例えばiPhone XS/XS MaxまたはiPhone XRに機種変更したとして、iPhone Xを下取りに出したとすると、合計で63,600円の割引で、毎月2,650円の割引を24回してくれる、という感じになります。こちらをご覧いただくとよくわかるのですが、割引額はiPhoneの方が総じて高く、Androidは低めです。
故障端末買取キャンペーン
下取りプログラムは、故障端末には適用されません…でも、あきらめずこちらのキャンペーンを使いましょう。Tポイント還元ですが最大で9,000ポイントもらえます。注意として、端末が下取りプログラムで対応できるのなら、そちらの方が絶対オトクですのでよく考えて使いましょう。下取りプログラムは、画面割れ程度なら減額で対応してもらえる場合があります。
おうち割 光セット
iPhone XS/XS Max、iPhoneXRの機種変更と同時に自宅のネット回線をSoftBank光にすると、割引が受けられるキャンペーンです。スマホだけでなく、3GケータイやiPad、Wi-Fiルータなども一緒にすると、さらに効果的となります。例えばスマホや4Gケータイは一台あたり-1,000円/月、3Gケータイは一台あたり-1,000円/月といった感じになります。
auのキャンペーン
iPhone交換プログラム
iPhone XS/XS MaxやiPhone XRへ機種変更時、今使っているiPhoneを下取りに出すと、機種に応じた割引を受けることができます。受けた割引は、月々の機種代金を減額します。なお、「アップグレードプログラムEX」加入済の方は対象外です。(アップグレードプログラムEXは、2年後の下取りによる減額を自動的に受け取るプランです。)
補足ながら、画像中の「特典1~3」は、特典1が機種変更(上で説明した下取りによる割引)、2.および3.はMNP(のりかえ)ユーザー対象です。
下取りプログラム(機種変更)
内容はiPhone交換プログラムとほとんど同じですが、下取り端末がiPhone以外のスマホ、タブレットなど対象のキャンペーンです。こちらも、「アップグレードプログラムEX」加入済の方は対象外です。
アップグレードプログラムEX
48回払いで契約して「アップグレードプログラムEX」に加入すると、24か月後に機種変更した際、残りの25~48ヶ月目の支払いを免除してもらえるキャンペーンです。ただし、このキャンペーンには注意点があって、
- 次回契約更新時、端末はauへ返却すること
- 25~48回目の支払い免除を受けるためには、次回更新時もアップグレードプログラムEXへあらためて加入すること
となっています。2.は、25~48回目の支払い免除を受けるためにはずっとauと契約し続けなければならないこと意味しますので、あとあとの事をよくよく考える必要があります。将来の金銭的なことを考えると、MNP(他社へのりかえ)が非常にやりにくくなります。
ドコモのキャンペーン
下取りプログラム
iPhone XS/XS MaxやiPhone XRへ機種変更時、今使っている端末を下取りに出すと、下取り機種に応じたdポイントが受けられます。受け取ったdポイントはiPhone XS/XS MaxやiPhone XRの月額割引はもちろんのこと、dポイントが他に提供しているサービスへ使うこともできます。
下取り対象の端末はiPhone/Android各機種はもちろんのこと、タブレットやガラケー、SIMフリー端末でもOKです。ただし、画面割れ品などは査定額が大幅に下がります。
家族まとめて割
家族(正確には2台以上の端末)で「シェアパック」(大容量データを複数で分け合う契約)に加入し、iPhone XS/XS MaxやiPhone XRを同時に購入すると、一台あたり5,184円の割引を受けられます。全員がiPhone XS/XS MaxやiPhone XRである必要はなく、対象機種は多くあります。タブレットは、契約条件である「2台以上」の1台としてカウントはされるものの、5,184円の割引はありません。
ずっとドコモ割プラス
契約年数に応じた割引やdポイント進呈が受けられます。長らくドコモを使われているユーザーは、下手にMNPするより機種変更を続ける方が賢いかもしれませんね。
4.機種変更手続きはどこでするのがよい?
iPhone XS/XS MaxやiPhone XRに機種変更するとき、「どこでやるか」というところをいくつか考えてみましょう。
各キャリアのショップ
ドコモショップ、auショップ、ソフトバンクショップといわれるところです。このケースが一番多いかもしれません。メリットをみてみましょう。
- スタッフの質が高く、様々な質問に的確に応えてもらえる
- スマホに詳しくなくても、使用可能状態まで設定してくれる
- 後々わからないことが出てきた時、聞きやすい
なんといっても、スマホに詳しいスタッフと直接やり取りできるのが一番の強みです。この安心感は、他に優るものはないでしょう。
家電量販店など
大型電気店やショッピングモールの一角で営業している店舗がこれにあたります。メリットは
- 購入にあたり「わざわざ感」がない
- 電気店やモールのポイントが付いて、スマホ以外のことでメリットを受けられることがある
- その店舗独自のキャンペーンを行っているときがある
キャリアショップにわざわざ行くのが面倒だとか、iPhone XS/XS MaxやiPhone XRも欲しいが、スマホに関係ないあれも欲しい、といったときにメリットがあるかも知れません。ただし、直のキャリアショップに比べるとスタッフの質が劣る場合があります。自分自身もスマホに対してある程度の知識や経験が欲しいところです。
実店舗共通のデメリット
一方で、店舗共通のデメリットも存在します。
在庫量
意外かも知れないですが実店舗、特にキャリアショップの在庫数はさほど多くありません。「品切れ・入荷待ち」との回答をもらった経験はないでしょうか。iPhone XRは豊富なカラーバリエーションがウリの一つですが、自分が欲しいカラーが必ずあるとは限らない、ということです。お目当てのものがないからと他のカラーで我慢したのはいいものの、あとあと後悔…といったパターンも考えられます。大型店舗の入荷数はそれなりに多ですがその分お客さんも多く、人気機種が品薄になるのは同じです。
頭金
実店舗でスマホを購入すると、ほとんどの場合「頭金」なるものを支払っていることにお気づきでしょうか。一般的なローンで言う頭金は、信用目的で初回だけ、総支払額のなかから少し多めに払う…という感じですが、スマホの場合はそうではありません。名目こそ頭金ですが、その実態は「手数料」というのが適切で、iPhone XS/XS MaxやiPhone XRの代金とは全く関係のない、店舗への支払金です。つまりこの分だけ、高く買うことになります。
「いろいろとお世話になったし、これからお世話になるし」に対する料金と考えることもできますが、それは金額にもよりますね。額自体はショップによってまちまちのようで、中にはちょっとこれは…という高額なケースもあるようです。頭金を取らないショップもありますが、代わりに不要なオプションを契約の中に付けて来たりと、いろいろあるようです。
頭金を全否定するわけではありませんが、見合った額かどうかというところは、よく考える必要があるでしょう。
待ち時間
実店舗は限られたスタッフで、多数のお客さんをさばかねばなりません。お客さんの中にはスマホに詳しくない人、必要書類を忘れてしまった人、ものすごく悩む人…いろんな人がいます。結果、自分の順番が回ってくるまでものすごく待たされた…ということが起こり得ます。結局丸一日かかってしまったよ…という経験をお持ちの方、いないでしょうか。
ショッピングモールの中など、他で暇つぶしができるところならまだ救われるのですが、郊外のキャリアショップなど、ここで待つのはちょっと辛いなという場合もありますよね。
5.オンラインショップを使ってみよう
実店舗のデメリットは、オンラインショップをつかうことでほぼ解消されます。わからないことが出てきた時はちょっと不安になりますが、最近はチャットサービスなどあって、デメリットも解消されつつあります。
オンラインショップのメリット
- 在庫が豊富
- 24時間営業
- 待ち時間ゼロ
- 頭金不要!
在庫がないケースももちろんありますが、次回入荷予定が比較的はっきりしています。24時間いつでも注文できるので、忙しい方も安心。加えて、待ち時間は一切かかりません。手続きに時間はかかるかもしれませんが、それはいろいろ考えたり契約内容を確認したりといったことになるので、少なくとも待たされ感はないはずです。また、プラン選択など、自分のペースで考えることができ、交渉苦手な方も落ち着いて選べます。
何より大きいのは「頭金不要」であることでしょう。丸投げできるスタッフがいないので少しだけ苦労するかもしれませんが、その分が金銭的に返ってくると思えばがんばれますね!なお、機種変更時は「機種変更事務手続料」(2,000~3,000円程度)なるものがかかりますが、ドコモオンラインショップはそれすら無料となります。
オンラインショップのデメリット
注文後、手元に届くまで時間がかかる
注文したiPhone XS/XS MaxやiPhone XRは郵送されてくるので、多少時間がかかるのは避けられないことです。とはいえ、届くまでの間は今使っているスマホで凌げますのでさほど問題にはならないと思います。
設定・データ移行を自分でやることになる
届いたiPhone XS/XS MaxやiPhone XRは何も設定されていないので、自分で一からやることになります。ですが、落ち着いて手順通りやれば不慣れな方でもなんとかなります。また、周りを探せばこういう設定が好き/詳しい方というのは必ずいるものです。iPhoneはユーザー数も多く機種による設定の違いもありませんから、Androidに比べるとそのあたりは恵まれていると言えます。
各キャリアのiPhone用設定案内ページのリンクを置いておきます。
設定そのものよりも、旧スマホからのデータ移行の方が大事で注意すべき作業です。自分で撮った写真や動画、LINEのアカウント引き継ぎといったものは失ったら最後、代わりはどこにもありまえせんからご注意してください!
それ以外のことは、たとえめちゃくちゃにしてしまっても元に戻せます。思い切ってトライしてみましょう。
6.オンラインショップでiPhone XS/XS Max、iPhone XRに機種変更するには
各キャリアでiPhone XS/XS Max、iPhone XRへ機種変更する際の手順を、簡単に見ていきましょう。ほとんどの部分で、一般的な通販サイトと何ら変わりないことが、ご理解いただけると思います。キャリアによって、同じことを示すことの呼び名が違っていたりしますので、そこだけご注意です。また、旧スマホの下取りを使う場合は選択するのを忘れないようにしてください。キャリアによって、返送キット(箱など)を送ってもらう場合と近くのショップに持ち込む場合があります。
機種変更は各キャリアのアカウントを既にお持ちのはずですので、MNPに比べると手続き自体が非常に楽です。よりオンラインショップ向けと言えます。
ドコモオンラインショップ
他キャリアに比べ、支払方法・受取方法が豊富なのが特徴です。
準備・確認するもの
- dアカウントのID/パスワード
- クレジットカード番号、または金融機関(銀行またはゆうちょ)の口座番号
- 現在の料金プラン
3番目は必須ではありませんが、あらかじめ確認しておくと手続きがスムーズに進むかと思います。
注文
- ドコモオンラインショップにアクセス、dアカウントでログイン
- 商品選択
- 受取方法、料金プラン、支払方法などの入力
- 内容確認後、発注
受取場所の選択肢が豊富で、自宅、ドコモショップ、コンビニから選べます。機種変更の場合は届くのも早く、最短で2日程度です。
au Online Shop
支払方法は、クレジットカード決済のみです。
準備・確認するもの
- au ID/パスワード
- au電話番号
- 暗証番号(au契約時にユーザーが決めた4桁の数字)
- クレジットカード番号
- 現在の料金プラン
5番目は必須ではありませんが、あらかじめ確認しておくと手続きがスムーズに進むと思います。
注文
- au Online Shopへアクセス、au IDでログイン
- 商品選択
- 受取方法、料金プラン、支払方法の入力
- 内容確認後、発注
ソフトバンクオンラインショップ
支払方法はカード決済のほか、代引が選択できます。
準備・確認するもの
- My SoftBankアカウント/パスワード または、携帯番号と暗証番号
- online-shop@mb.softbank.jpを迷惑メール解除(やっておかないと、注文内容確認メールなどが届かないことがあります)
- カード決済にするなら、クレジットカード番号
- 現在の料金プラン
支払方法で代引を選択するなら3.は不要です。4番目は必須ではありませんが、あらかじめ確認しておくと手続きがスムーズに進むかと思います。
注文
- ソフトバンクオンラインショップへアクセス、ログイン
- 商品選択
- 受取方法、支払方法の入力
- 内容確認後、発注
iPhone XS/XS Max、iPhone XR到着後、必要な設定をして使えるようになります。
7.まとめ
iPhone XS/XS Max、iPhone XRの紹介と、機種変更に関する情報を説明しました。
iPhone XS/XS MaxとiPhone XR、普通に使う分にはどちらでも遜色ないと思います。画質やカメラにとことんこだわるならiPhone XSやXS Max、とにかく大画面ならiPhone XS Max、カラーや価格にこだわるならiPhone XRといったところでしょうか。どれを選んでも、最新iPhoneを堪能できると思います。
購入に際しては実店舗もよいのですが、オンラインショップをおすすめします。なんといっても頭金不要。ただでさえ高額なiPhone XS/XS Max、iPhone XR。すこしでもお安く手に入れたいところです。

販売店比較早見表
店舗名 |
詳細 |
『おとくケータイ 乗り換えキャッシュバック最高額を保証してくれます |
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ソフトバンクショップ, auショップ, ドコモショップ |
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