

LINEモバイルは、皆様おなじみの通話アプリ「LINE」を提供しているLINE株式会社が運営するMVNO(仮想移動体サービス事業者、格安SIM通信業者)で、docomo回線を使用する、いわゆるdocomo系MVNOです。特徴はなんといっても「LINEフリー」であること。しかもそれが格安で提供されるのですから注目しないわけにはいかないですが、世の中、理由なく安いものはありません。特長を活かすには「割り切り」が大事なMVNOです。ここではその話を中心に、特徴や評価などをご紹介いたします。
もくじ コミュニケーション派には最強なフリープラン 通信速度 今のところ問題なし まとめ |
コミュニケーション派には最強なフリープラン
LINEやTwitter、Facebookといったコミュニケーション系アプリへのサポートがMVNO中では最強クラスです。
LINEフリープラン
LINEフリープランは、月間データ容量1GB、¥500/月。データ容量だけみると何とも心細い感じですが、LINE使用で消費するデータ(LINE電話、トークおよびトークでの画像・動画の送信、タイムライン)が完全フリー(データ消費量としてカウントされない)と聞けばそんな不安は吹っ飛びます!090の音声通話もSMSもいらない、LINEで充分!という方には夢のような話です。
18歳以下は80%が「LINEフリー」を選択 LINEモバイルの契約状況(産経ニュース)
コミュニケーションフリープラン
LINEフリープランはLINEのみ通信フリーなのに対し、コミュニケ―ションフリープランはLINEに加え、Twitterとfacebookにかかる通信量もフリー!他のMVNOが真っ青になるようなサービスです。データ容量は3,5,7,10GBが選べますが、ここまでくると3GBでもおつりが来るんじゃないかと思ってしまいます。Twitter(アプリ)なんかは、パケットを意外と消費しますのでありがたい話です。
ただし、いったんLINEフリープランのSMSなしで加入してしまうと、
LINEモバイル最安のLINEフリープランからコミュニケーションプランにプラン変更出来ず!プラン変更を考えてる場合はSMS必要です。
— ぺリア (@BunyouNaripi) September 28, 2016
ということで、コミュニケーションフリープランへの途中変更はできませんのでご注意ください。
一応SMSサービスを付けておくべきと考えます。SMSサービスのみ追加であればたった¥120/月の追加ですので、月額は¥500+¥120=¥620で済んでしまいます。
090の音声通話オプションもたったの¥700ですので¥500+¥700で月々¥1,200。コスパ面では文句なしに最強の部類に入ります。ただし、他MVNOによくある「5分通話フリー」オプションはなく、¥20/30秒が別途、確実にかかります。音声通話をよくされる方には向いていないMVNOと言えます。
通信速度 今のところ問題なし
MVNOの評価で一番にあがる話題といえば通信速度ですが、LINEモバイルでは2016年10現在、遅くてどうしようもないといった報告は見られません。
LINEモバイルのSIMを名古屋で計測。やはりダウンロードが超速く、アップロードの速度が遅いですが、仮に今のままの速度なら物凄い破壊力です。
#LINEモバイル pic.twitter.com/azO7ensfC2— いがモバ 五十嵐貴文 (@igamoba) September 7, 2016
ダウンロードより、アップロードの方が遅いようです。普通は逆なイメージですが…。
LINEモバイルは他社MVNOよりもアップロード速度が遅いな〜って感じることが多い。ダウンロードは不満ないけど!
— Asuka (@asuka_xp) September 26, 2016
LINEフリーだからユーザがいろいろアップ(投稿)しまくってるってことなんでしょうか…?今のところ実害はなさそうですので、さほど気にする必要はないと思われます。
ただし、まだ始まって間もないサービスですので、今後どうなるかは未知数です。これまで多数のMVNOがデビューしてきましたが、当初は爆速でもユーザ数の増加に従って遅くなってしまった…という事例は数知れずあります。LINEフリープランの存在などを考えると、ユーザ数は今後飛躍的に増えるでしょうから、運営会社の今後の姿勢に注目です。
まとめ
LINEモバイルの最強のメリットはやはり「LINEフリー」「コミュニケーションフリー」両プランとしか言いようがないですね。LINEやTwitter、Facebookといったコミュニケーション系アプリをふんだんに使うような、ある意味もっともスマホらしい使い方をしている方々には最適のMVNOです。
LINEモバイルを選ぶかどうかは、「090音声通話をすっぱり棄てられるかどうか」がカギだと言えるでしょう。090音声通話も付けられますが、
LINEモバイルの特徴を活かすという意味では、なんとなく中途半端感が否めません。
MVNO一般に言えることですが、ユーザーには各社の特徴を理解した上での「選択と切り捨て」が求められます。我慢できるところは我慢するといまいち割り切れない、なんでもまんべんなく使わざるを得ないというのであれば、3大キャリアを選んだ方が無難とも言えます。
格安SIM比較表
MVNO名 |
最安値プラン価格 |
5GBプラン価格 |
特徴 |
(docomo系) |
¥700 (449MBまで) |
¥2,000
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【 |
¥1,140 ライトプラン |
¥1,210 |
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【楽天モバイル】 |
¥1,250 ベーシックプラン(200Kbps、データ量無制限) |
¥2,150 |
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【BIGLOBE SIM |
¥1,400 (1GB) |
¥2,150 (6GB) |
|
【mineo |
¥1,310 (au) ¥1,400 (docomo) (500MB) |
¥2,190 (au) ¥2,280 (docomo) |
|
【 |
¥1,580 (3GB) |
¥1,980 |
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【 |
¥1,600 (3GB) |
¥2,220 (6GB) |
|
【 |
¥1,600 (3GB) |
¥2,300 |
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【OCN モバイル ONE |
¥1,600 (110MB/日) |
¥2,150 |
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【UQモバイル |
¥1,680 (3GB) |
¥2,680 (500Kbps、データ無制限) |
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