

以前までは、スマホの電池パックを交換することはいたって簡単で誰でも行うことが出来る当たり前のことでした。ガラケー時代から、ケータイをハードに使う人は電池パックを2つ持っているなんてこともありました。
しかし、現在はスマホの薄型化や技術の発展によって交換できる電池パックというものが無くなってしまいました。スマホのバッテリーが劣化しても数千円で電池パックを購入して自分でバッテリーを取り替えるということが、出来なくなってしまったのです。
こうなると、スマホのバッテリー寿命や劣化を気にしながらスマホを使う必要があります。ですが、バッテリーはいずれ寿命を迎えてしまいます。そこでこちらの記事では、スマホのバッテリーを長持ちさせる方法と、スマホのバッテリーが寿命を迎えてしまった時の症状や、バッテリー交換時期・費用について解説します。
スマホのバッテリーを長持ちさせるコツ
スマホのバッテリー交換は、現在では故障扱いで有料の修理に出す必要があります。出来れば、スマホのバッテリー寿命を長くして機種変更までストレスなくスマホを使いたいものです。まずは、スマホのバッテリー寿命を延命する方法について紹介します。
ディスプレイの明るさを工夫しよう
バッテリーの消費が激しく、バッテリーにかなりの負荷をかけてしまうのは、実はスマホのディスプレイです。特に、有機ELディスプレイではなく液晶ディスプレイを搭載しているスマホは、バッテリーにかける負荷が大きくなります。
液晶ディスプレイの構造上、ディスプレイを点灯している時は画面のドット全てが点灯しています。内部にあるライトで液晶を照らしているため、ディスプレイは点灯させているだけでもバッテリーを消耗します。
ディスプレイの明るさに比例してバッテリーにかける負荷も大きくなるため、なるべく明るさは抑えた方が良いです。そして、点灯時間にも気を付けましょう。スマホの画面消灯をつい忘れてしまうということがありますが、点灯時間が長い設定でディスプレイを点灯させたまま放置してしまうとバッテリーに負荷をかけ続けてしまいます。
バッテリーへの負荷が大きいとそれだけバッテリーの消耗が激しいため、スマホの充電回数が増えます。スマホのバッテリーで採用されているリチウム電池は、充電回数が増えると劣化に繋がってしまいます。そのため、ディスプレイの明るさや点灯時間に注意して使うと、スマホのバッテリーを延命することが出来ます。
使っていないアプリは終了しよう
バッテリーの消耗を激しくする要因として、使っていないアプリのバックグラウンド起動があります。一度使ったアプリを終了せずにホームに戻ってきてしまったり他のアプリに移動したまま使っていたりすると、画面には表示されていないものの実際は裏でアプリが動作しているということが起きます。
すると、自分で気が付かない内にスマホのCPU等が動作して熱を持ち、その熱がバッテリーに負荷をかけてしまいバッテリーを消耗していきます。なので、一度使ったアプリはきちんと終了するように注意しましょう。
バッテリーを充電している時はスマホに触らないようにしよう
バッテリーは、リチウム電池の性質上熱に弱いという弱点があります。スマホを充電する時、充電口に挿したケーブルはそのままバッテリーに接続されるわけではなく、間に「充電IC」という装置を入れています。充電する時は、この充電ICが熱を持ちます。
ここで、さらにCPUが熱を持つ「動画再生」や「ゲーム」といった動きの多い動作をさせてしまうと、CPUも熱を持ちます。充電ICとCPUに位置が近いバッテリーは室温よりも高い温度になってしまい、バッテリーの劣化に繋がります。そのため、充電しながらのスマホ使用は出来れば避けましょう。
スマホのバッテリーが寿命を迎えたら
では、スマホのバッテリーが寿命を迎えたらどうしたらよいのかについて解説していきます。ここでは、スマホのバッテリーが寿命を迎えるタイミングやバッテリーの交換時期、バッテリー交換にあたっての費用についても触れていきます。
まずはバックアップを取ろう
スマホのバッテリーが寿命だと感じた場合、まずはスマホのデータをバックアップしましょう。バックアップはiPhoneを使っている場合は「iCloud」や「iTunes」にバックアップを取っておきましょう。
Androidスマホを使っている場合は、microSDカードへにバックアップがおすすめです。キャリアによっては、項目は限られますがキャリアが提供しているクラウドサービスを利用してバックアップを取ることも可能です。
キャリアショップに持ち込もう
スマホのバッテリー交換は、補償サービスに加入しているかどうかで価格が異なります。基本的に有償修理ですが、キャリアが展開している補償サービスを使うと5,000円程度で端末ごと交換することが出来ます。
別の端末と交換ではなく修理出すと、メーカーやキャリアによっても異なりますが10,000円あればバッテリーの交換を行うことが可能です。価格を見ると、端末ごと交換した方が安く済むことが多いです。
スマホのバッテリーが寿命を迎えるタイミング
スマホのバッテリーに採用されているリチウム電池は、約500回の充電で最大70%もバッテリーが劣化すると言われています。バッテリーには個体差があるため一概には言えませんが、充電回数に比例してバッテリーが劣化していきます。
スマホを毎日充電したとして、2年経たない内にバッテリーが寿命を迎える計算となります。ですが、最近はバッテリー消費に工夫がされているスマホが多く、毎日充電をしなくても使えるスマホが多いため、2年以上使えるケースも多いと想定されます。
まとめ
いかがだったでしょうか。スマホのバッテリーの寿命は、想像よりも早く劣化していきます。そしてこの劣化は、充電回数が大きく関係してきます。充電回数を増やす要因となるのは、スマホのバッテリーに熱を与える動作と負荷が大きくなる動作です。
スマホが熱いということは、それだけバッテリーに負荷をかけているということになります。ただちに影響がないとしても、スマホが熱い状態に慣れてしまうと機種変更時期よりも早くバッテリーが寿命となってしまいます。
毎日の使い方を工夫して、なるべくスマホのバッテリーを劣化させずに機種変更出来るように気を付けて使いましょう。

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