

Xperia XZ Premiumは、SONYのXperiaシリーズの人気機種です。同時期に発売されたXperia XZsとよく似ていますが、ディスプレイの大型化をはじめ、ひと味違うものとなっています。国内キャリアにおいてはdocomoのみの取扱いとなっており、現docomoユーザーはMNPで入手することができず若干不利となります。
ここでは、Xperia XZ premimumの基本的なスペックや機能野紹介に加え、格安SIMという選択肢を検討してみました。現docomoユーザーさんで、Xpeira XZ Premiumを検討されている方は参考にしてみてください。
もくじ
- Xperia XZ Premiumのおすすめポイント
- Xperia XZ Premium の費用はいくら?
- docomoの各種キャンペーンやプランなど
- SIMフリー版という選択肢
- MNPについて簡単に説明します
- まとめ
Xperia XZ Premiumのおすすめポイント
Xperia XZ Premiumの基本スペックは次の通りです。文句なしのハイエンドクラス。実使用において不便を来すことはまずないと言えます。
カラー | ディープシーブラック、ルミナスクロム、 | |
---|---|---|
サイズ(高さ×幅×厚さ) | 約156mm×約77mm×約7.9mm | |
質量 | 約191g | |
OS | Android™ 7.1 | |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 835 processor 2.45GHz(クアッドコア)/1.9GHz(クアッドコア) オクタコア | |
メモリ | 内蔵(ROM/RAM) | 64GB/4GB |
外部 | microSDXC(最大256GB) | |
ディスプレイ | 約5.5インチ 4K HDR トリルミナスディスプレイ® for mobile/X-Reality® for mobile | |
カメラ | メインカメラ | Motion Eye™カメラシステム 有効画素数約1920万画素 裏面照射積層型CMOSイメージセンサー Exmor RS® for mobile |
フロントカメラ | 有効画素数約1320万画素 裏面照射積層型CMOSイメージセンサー Exmor RS® for mobile |
|
撮影サイズ | 静止画(ドット) | 未発表 |
動画(ドット) | 未発表 | |
電池容量 | 3230mAh | |
連続通話時間 | 未発表 | |
連続待受時間 | 未発表 | |
外部接続 | Wi-Fi | Miracast™ |
Bluetooth® | ver.5.0 | |
外部デバイス/その他 | USB 3.14 /USB Type-C™ | |
防水/防塵 | 防水(IPX5/8)/、防塵(IP6X) | |
テレビ(フルセグ) | ○ | |
おサイフケータイ® | ○ | |
テザリング | ○ |
Xperia XZsと異なる点
Xperia XZ PremiumはXperia XZsの姉妹機であり、性能的によく似ていますが、以下にXperia XZ Premiumならではの特徴・機能を紹介します。
ディスプレイ
Xperia XZ Premiumのディスプレイは5.5インチで、Xperia XZs(5.2インチ)より一回り大型化されています。少しでも大型画面をという方にはXperia XZ Premiumをおすすめします。
4Kディスプレイ
Xperia XZ Premiumのディスプレイは4K対応となっています。4Kとは横4,000X縦2,000前後の画面解像度を持つデバイスに付けられる称号のようなもので、より緻密な画面表示ができることを意味します。2017年7月現在、スマホのディスプレイで4K対応しているものはXperia XZ Premiumのみ(Xperia XZsは非対応)となっており、画質にこだわる方は注目です。
他、おすすめポイント
他、Xperia XZsと共通ではありますが、XPeria XZ Premiumの優れた機能を紹介します。
【カメラ】スーパースローモーション
Xperia XZsは960fps(静止画960枚/秒)での撮影が可能となっており、スーパースローモーション動画が簡単に作成できます。今のところ、この機能は他社スマホも含め、Xperia XZsとXperia XZ Premiumでしか実現していません!
【カメラ】先読み撮影
Xperia XZsはカメラを被写体に向けているだけで、シャッターを押さずとも内部で写真を撮り続けていますので、「シャッターを押す前」の写真を撮影することができます。撮り逃し防止の大きな味方です。
バッテリー
STAMINA®モードを引き続き搭載。バッテリー残量およびユーザーの使用状況に応じて電力使用量を調整しますのでバッテリーが長持ちします。また、使用状況に応じた充電速度の調整をして、無駄な急速充電をしないよう心がけてくれますので、結果的にバッテリーの長寿命化にも貢献します。
オーディオ
SONYといえば「ウォークマン」。オーディオ技術は言わずもがなです。”ハイレゾ”や”デジタルノイズキャンセリング”などの独自技術がふんだんに使われています。
Xperia XZ Premium の費用はいくら?
普通にdocomoで買うと…
XperiaXZ Premiumは、3キャリアの中ではdocomoのみで取り扱いされており、基本的な選択肢はここしかありません。docomoの料金シミュレーションで月額を確認してみましょう。契約条件は下記としました。一般的なユーザーさんは、だいたいこんな感じじゃないかと思います。
- MNP(のりかえ)適用
- 通話時間制限 : なし
- 通信データ量 : 5GB/月
docomo | MNP | 機種変更 |
---|---|---|
端末代金 | 648 | 1,647 |
通話料 | 2,700 | 2,700 |
データ通信料(5GB) | 5,000 | 5,000 |
インターネット接続料 | 300 | 300 |
消費税(通信関係のみ) | 640 | 640 |
月額合計 | 9,288 | 10,287 |
(2年間合計) | 222,912 | 246,888 |
月額そのものが高いか安いかはさておき、MNPでの¥9,288、実はXperia XZsをMNPで購入した場合とまったく同額です!ですので、docomoへMNPするのであれば、「Xperia XZsか、Xperia XZ Premiumか」を悩む際、費用のことは一切考えなくてよいです。どちらでも同じです。一方の機種変はというと、端末代の差がモロに出てきています。…docomo一途だった皆様からすると、ちょっと面白くないですね。
docomoの各種キャンペーンやプランなど
Xperia XZ Premiumは、3キャリアの中限定だとdocomoしか選択肢がないため、ここではdocomoの各種キャンペーンやプランについて紹介します。うまく使えばお得になります。
下取りプログラム
今使っているスマホをdocomoへ下取りに出し、条件を満たすと、新しいスマホの本体価格から最大¥22,000の割引、または20,800ポイントが付きます。下取りしてもらえる条件の概要は下記となっています。
- 端末が故障していないこと
- 分割支払いが滞っていないこと
- 付属品が揃っていること
- 初期状態に戻っていること
参考までに、Xperia XZ Premiumの先代であるXperia XZの下取り価格は¥22,000です。
カケホーダイ&パケあえる
もはやキャンペーンの定番ともなった「家族割」なプランです。「カケホーダイ」または「カケホーダイライト」と「ウルトラシェアパック」を同時に契約すると、利用年数に応じた割引を受けることができます。ずーっとdocomo!なんて方にはお得なプランです。
なおdocomoでは、8/31までの限定で「家族まとめて割」というキャンペーンを展開中なのですが、Xperia XZ Premiumは残念ながら対象外となっています。
家族まとめて割
家族で「シェアパック」(10~30Gといった大容量の通信データ量を複数人で分け合う契約)に加入し同時購入すると、1台あたり最大¥5,184(税込)の割引をしてもらえます。iPhoneXは対象ですのでご安心ください!
ドコモの学割
25歳以下の方には、1年間毎月のご利用料金を1,500円割引、同じシェアグループの方全員には、dポイント3,000pt(期間・用途限定)をプレゼントされます!
春の2台目プラスキャンペーン
まとめて買うと、おトクに!「2台目プラス」に加入で対象機種を購入すると、代表回線に1台あたりdポイント(期間・用途限定)5,000ポイント進呈されます!
ドコモのご家族紹介キャンペーン
他社からドコモへお乗りかえまたは新規契約されるご家族をご紹介いただくと、おひとりのご紹介につき、dポイント(期間・用途限定)10,000ポイントを進呈されます!
ドコモオンラインショップ
ドコモオンラインショップからスマホを購入すると、割引やポイント還元、プレゼント等の特典を受けられることがあります(内容はその時により異なります)。期間限定で、特定メーカや型式のスマホに対しての割引などありますので、こまめにチェックするとよいでしょう。
なお、オンラインショップで購入した場合のXperia XZ Premiumの実質価格は、料金シミュレータで確認した上表の「端末代金」と同じです。
2017年8月現在、XperiaXZ Premiumを購入することによるキャンペーン等の適用は、残念ながらありません。
SIMフリー版という選択肢
Xperia XZ Premiumは、海外向けの「SIMフリー版」があります。これを買って、格安SIM業者(MVNO)と契約するとどうなるのでしょうか。ちょっと調べてみました。
SIMフリー端末の入手方法
Xperia XZ PremiumのSIMフリー版は海外向けです。必然的に、海外の通販サイトから個人輸入することになります。下記に、いくつかご紹介します。
サイト名 | ページ表示言語 | 通貨 |
---|---|---|
Expansys(エクスパンシス) | 日本語あり | 日本円 |
ETOREN(イートレン) | 日本語あり | 日本円 |
1ShopMobile.com(ワンショップモバイルドットコム) | 英語 | 米ドル |
Clove(クローブ) | 英語 | 英ポンド |
handtec(ハンドテック) | 英語 | 英ポンド |
下の3サイトは日本語表示がなく、表示通貨も日本円ではありません。購入するならExpansisかETORENの方が、日本語・日本円で確認できるので無難です。
日本国内で使えるの?
ETORENでは、海外向けSIMフリースマホが日本国内キャリアで使えるかどうかの診断ページがあり、便利です。機種名や型式、通信会社を選択すると結果が得られるようになっています。
こんな感じで、かなり詳細なチェックが可能です。3キャリアだけかと思っていたら、楽天モバイルやso-net、U-mobileなどのMVNOも選択項目にあり、とても助かります。
なお、上記例で示されているオレンジのチェックマークは
「この通信会社のネットワークにて使用可能ですが、すべてのバンド、帯域はカバーされていません」
とのこと。さらによく見ると、こんな一文が記載されています。
日本の通信会社には、端末と通信会社の周波数帯域が同じであっても、特定の端末の通信を許可/遮断することがあります。また、特定の地域のみ通信可能/不可能という場合もございます。それらの情報はこちらでは考慮されておりませんのでご了承ください。
スペック上は使えても、もしかすると何らかの障害があるかも…ということですね。元々が日本国内用ではありませんから、日本国内での使用は「想定外」であり、誰も保障してくれません。なお、何社か確認してみましたが、4Gについてはどこを選んでもこんな感じです。
Xperia XZ Premiumを海外通販サイトで買うと、いくら?
上記5サイトで確認したところ、Xperia XZ Premiumはだいたい7万円強です(2017年8月現在)。
結局、SIMフリー版はお得なのか(1) 金銭面
ものすごく大雑把な計算ですが、金銭的にみて結局どうなのか確認してみましょう。まず、本体価格は約7万円ですが、送料や輸入消費税がかかり、さらには為替の影響もあるので、多めに見て¥75,000とします。これを2年間使うとすると、月額換算で¥3,125となります。
一方、docomoで普通に契約した場合、通信費込みの月額はMNPでも¥9,288でした。ここから上記の¥3,125を引くと約¥6,000となります。つまり、MVNOの月額を¥6,000以下に抑えることができれば、SIMフリー+格安SIMの方が安価ということなります。
MVNO各社のページで確認すればわかりますが、月額¥6,000コースというのはまず存在せず、もっと安価なプランが主流です。単純に金銭面だけで見れば、SIMフリー版の方が安く上がると言えそうです。
結局、SIMフリー版はお得なのか(2) 実用面
ただし、実用面においては上で説明したバンド帯域だけでなく、いくつかの問題があります。
問題その1 通話料
格安SIMには、3キャリアのような「通話し放題」プランは基本的に存在せず、一律に¥20/30秒かかります(月額¥1,000程度で、毎回通話5分まで無料というオプションプランがあるMVNOもあります)。一日10分毎日電話すると一か月で300分となり、通話料だけで¥12,000/月かかることになります。しょっちゅう電話しているような使い方だと、先ほど計算した¥6,000なんてあっという間に超えてしまいます。
問題その2 トラブル時のサポート
SIMフリー版Xperia XZ Premiumは海外から購入したものですので、日本国内のキャリアやメーカからのサポートは受けられません。故障した場合、購入した海外サイトへ返送して修理してもらうことになります。かかる時間や費用、やりとり等を考えると…めんどくさそうです。
問題その3 法律違反!「技適」問題
使えないかもしれない、不便かもしれない…だけなら、自分が我慢すればそれで済みます。ですが、法律違反もしているとなると、そうもいきませんね。日本には「電波法」という法律があり、「”技適マーク”なき電波機器を、日本国内で使用してはならない」と定められています。日本国内で正規入手した全てのスマホは、必ず技適マークが付いていますが、海外から個人輸入したスマホには、SONY製のXperia XZ Premiumといえど、付いていません。
技適マーク無しの電波機器を使用したことで、周辺へ何らかの障害を与えた場合、刑事責任を問われることになっています。実際のところ、海外仕様のSIMフリー端末が周辺に悪影響を及ぼすなど、まず考えられませんが…法律違反であることに違いはありません。
MNPについて簡単に説明します
現在docomo以外のキャリアを使っていて、Xpeira XZ Premiumを入手したいという方は、docomoまたは格安SIMへの乗り換え(MNP)は避けて通れませんので、MNPについて簡単に説明したいと思います。
MNPに必要なもの
MNP予約番号
格安SIM業者との契約時はMNP予約番号の提示が必要となりますが、MNP予約番号は現キャリアから自ら取得しなければなりません。取得方法はいくつかあるのですが、どのキャリアでも共通している方法である、電話による取得方法を紹介します。各社の電話番号は以下の通りです。一般電話・携帯電話、どちらからでもOKです。
キャリア名 | 電話番号 |
---|---|
docomo | 0120-800-000 |
ソフトバンク | 0800-100-5533 |
au | 0077-75470 |
平日の昼間などはすぐ繋がりますが、休日は混み合っている時もあります。とはいえ、電話をオンフックにして放置しておけば10分程度で繋がると思います。聞かれる内容は本人確認、乗り換えの理由などで、所要時間は30~40分程度見ておけば充分です。取得したMNP予約番号は15日以内に使わないと無効になりますが、再取得可能ですので心配ありません。
なお、3キャリア間でのMNPでは、MNP予約番号取得はショップが代行・アシストしてくれますので前もって自ら取得しなくても構いません。Xperia XZ Premiumでいうと、auやソフトバンクからdocomoへMNPする場合、この作業は不要です。
費用
MNPする時には、現在契約しているキャリアへ「MNP転出料(手切れ金みたいなもの)」を支払い、新たに契約するキャリアへは「契約事務手数料(入会金みたいなもの)」を支払います。料金は以下の通りです。
MNP転出料 | 契約事務手数料 | |
---|---|---|
docomo | 2,000 | 3,000 |
au | ||
ソフトバンク | 3,000 |
docomoへMNPしてXperia XZ Premiumを入手する場合、auからなら¥5,000、ソフトバンクからなら¥6,000かかることになります。
MNPの注意点
MNPすることによって現キャリアとの契約内容が変わってしまい、キャンペーン適用などが無効になってしまう場合があります。結局のところ支払に響いてきますのでこちらも注意してください。下記に一例を挙げます。
家族割
家族みんなで同じキャリアと契約する代わりに何らかの割引or特典。どこのキャリアでもよくあるキャンペーンですが、家族の内、一人でもMNPしてしまうと契約条件から外れることになり、家族割の特典が受けられなくなる場合があります。
「2年縛り」解除前のMNP
3キャリアとの契約では、いわゆる「2年縛り」を受け入れる代わりに、金銭的な特典を受けている場合がほとんどです。つまり、契約から2年以内に他社へMNPすると「契約違反」となり「契約解除料(¥9,500)」を現キャリアから請求されます。さらに端末代金の残債もあるはずなので、こちらについても完済するまで支払い続けねばなりません。例えると、車のローンが終わる前に、新たな車でローンを組むようなものです。
また、2年過ぎれば縛りが解かれ続けるかといえばそうではなく、ちょうど2年からある期間(1か月程度)が経過すると、「自動契約更新」といって、新たな2年縛りが自動的に生じるのが一般的です。違約金なしでMNPできる期間は「更新月」と呼ばれています。MNPは更新月の期間内でやりきる必要がありますので、注意しましょう。
MNPの実施
3キャリア間でのMNPの場合、面倒なことはショップ店員が手続きしてくれますので、言われたことに従えばOKです。
ただし、現キャリアと契約解除するにあたり、その意思表示は契約者本人のみ有効で、ショップ店員は代行できないという決まりがあります。現キャリアからの電話に応答するだけ(メインは本人確認です)なので難しくはありませんが、一応覚えておきましょう。
まとめ
Xperia XZ Premiumのおすすめポイントと入手方法について紹介しました。Xperia XZ Premiumの入手はdocomoかSIMフリー版の2択のみとなります。現docomoユーザーさんはMNPの恩恵が受けられないので悩ましいところです。
格安SIMという選択肢は、後々のサポートがどうしても貧弱となります。また、電波法のことを考慮すると明らかに法律違反ですので、手放しでおすすめはできません。端末自身の入手や設定もdocomoから入手する場合にくらべると面倒ですので、そういった作業が苦手な方は避けた方が無難かと思います。

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