

Android端末のトップモデルと言えるXperiaシリーズ。以前より、その落ち着いたデザインやSONYという安心感から、人気のシリーズです。ここでは、名機Xperia XZの後継機であるXZsおよびXZ Premiumをご紹介します。
パッと見、XZと何が違うの?というくらい、見た目からスペックまでよく似ているのですが、進化した点や両機の違い、Xperiaシリーズ内での位置づけなどを見ながら、お勧めユーザー層を探っていきたいと思います。
もくじ
- Xperia XZsのおすすめポイント
- Xperia XZ Premiumのおすすめポイント
- Xperia XZsとXperia XZ Premiumのスペック比較
- Xperia XZsとXperia XZ Premiumはどんな人におすすめ?
- まとめ
1.Xperia XZsのおすすめポイント
1-1.XZの正当進化バージョン
XperiaXZsは、XZのデザインを引き継ぎつつ、内部スペックを進化させたモデルです。docomo/au/ソフトバンクの3社用モデルがあり、事実上SONYのメイン機種といってよいでしょう。一番のおすすめポイントは「カメラ」で、あらゆるスマホのなかでも最強クラスといって差し支えありません。
1-2.カメラ
メイン・フロント共に、数字上のスペックはXZと同等であるものの、XZsには「スーパースローモーション」や「先読み撮影」機能が追加され、より豊かな表現ができるようになっています。もともと評価の高かったXZのハード面を継承しつつ、その性能をさらに引き出す機能が加わったことで、鬼に金棒といった感じです。
1-2-1.スーパースローモーション
テレビや映画で感動的なシーンなどに使われるスローモーション動画を作ることができます。動画を確認しながらスローにしたい場面でボタンをタップするだけという簡単操作で、感動映像を自分で作り出すことができます。
1-2-2.先読み撮影
スマホに限らずですが、いいところを撮ろうと構えてはいたものの、肝心なところを取り逃してしまった・・・なんて経験はないでしょうか。XZsは、カメラを向けている状態で被写体の動きを感知し、メモリ内に画像を一時保存します。ですので、シャッターを押す前の画像も手に入れることができます。あまりにもタイミングがずれるとダメでしょうけど、撮り逃しの心配が減りますね!
1-2-3.Motion Eye®システム
XZsは、スーパースローモーションや先読み撮影機能を実現させるために、イメージセンサ内にメモリが搭載されています。SONYだから成せた技と言えるかもしれません。
1-2-4.X-Reality® for mobile
XZsはX-Reality® for mobileという技術を使って、低解像度の画像や映像を解析し、鮮明に再生することができます。元々が低解像度な画像や動画はどうしようもないとばかり思っていたのですが、こんなことができるとは驚きです。
1-3.デザイン
XZの落ち着いたデザインをそのまま踏襲していて、パッと見どっちがどっちか判らないくらい似ていますが、カラーバリエーションが変わっています。赤系カラーがなくなり、さらに落ち着いた感じの色合いとなっています。オトナ仕様です。
1-4.オーティオ
オーディオについては劇的な進化はないものの、XZの高性能をそのまま受け継いでいます。さすがはウォークマンのSONYといった感じです。
1-5.バッテリー
XZで評判の良かったSTAMINA®モードを搭載。バッテリー残量や使用状況に応じて電力使用量を調整し、バッテリーが長持ちします。また、ユーザーの使用状況に合わせて充電速度を調整することでバッテリーそのものの寿命を延ばすなど、細やかな気遣いもしっかり受け継がれています。
2.Xperia XZ Premiumのおすすめポイント
2-1.最強ファブレット
XZ Premiumの最大の特徴は5.5インチ大画面であることで、いわゆる「ファブレット」と呼ばれる部類に入ります。ファブレットは各社より販売されていますが、XZ Premiumはただ大きいだけではなく、その大画面を活かした機能や性能が備わっています。この辺を中心に、特徴を述べて行きたいと思います。
なお、XZsで紹介した「スーパースローモーション」「先読み撮影」「Motion Eye®システム」「X-Reality® for mobile」は当然のごとく搭載されていますし、サウンド関係もバッチリですのでご安心ください!
2-2.ディスプレイ
2-2-1.4K対応
画面がいくら大きくても、画質が伴わなくては魅力が半減します。XZ Premiumは4K(解像度3840×2160)対応で、細やかかつ鮮明な映像・画像を楽しむことができます。動画やゲームにこだわりのある方は見逃せないですね。
2-2-2.動画配信サービス
XZ Premiumでは、dTVの4K HDRコンテンツを配信予定です(Wi-Fi必須)。また、Amazonプライム・ビデオの4K HDRコンテンツも、ストリーミングまたはダウンロードで楽しむことができます。別途契約や購入が必要とはいえ、XZ Premiumの大画面・4K対応を活かしたサービスのひとつと言っていいでしょう。
2-2-3.高視野角ディスプレイ
高視野角ディスプレイにより、斜めからでも見やすくなっています。複数人で動画を見るときなど重宝しそうです。のぞき見されないよう注意してくださいね!
2-3.CPUおよびRAM(内蔵メモリ)
上記にあげたような高機能や質の高いサービスも、優れたハードが伴わなければ威力を発揮できません。XZ PremiumのCPUは2.45GHzクアッドコア+1.9Ghz(クアッドコア)オクタコアを採用していて、僅差とはいえZXsより高スペックとなっています。画面サイズや画質を上げた分だけ、足回りもしっかり強化しているということで、SONYの堅実さを感じます。RAM(内蔵メモリ)は4Gで充分な容量です。
2-4.ROM(ストレージ)
ROM(ストレージ)は32GBです。高解像度の画像や動画を保存し続けるには少し小さい気がしますので、SDカードやPCへの転送を多用することが想定されます。とはいえ、Android機はiPhoneに比べるとSDカードが容易にあつかえますので、さほど問題とはならないでしょう。なお、SDカードは最大256GB(micoroSDXC)まで対応していますので、よほど特殊なSDカードでない限り、問題なく使えると思います。
2-5.注意
XZ Premiumはdocomoからのみ入手可能となっています。他の2社はラインナップしていませんのでご注意ください。
3.Xperia XZsとXperia XZ Premiumのスペック表
XZsとXZ Premiumのスペックを表にしましたのでご覧ください。両機種とも、これでもかと言わんばかりの高スペックとなっています。
3-1.Xperia XZsのスペック表
カラー | ブラック、ウォームシルバー、アイスブルー、シトラス | |
---|---|---|
サイズ(高さ×幅×厚さ) | 約146mm×約72mm×約8.1mm(最厚部 約8.7mm) | |
質量 | 約161g | |
OS | Android™ 7.1 | |
CPU | 2.2GHz(デュアルコア)/1.6GHz(デュアルコア)クアッドコア | |
メモリ | 内蔵(ROM/RAM) | 32GB/4GB |
外部 | microSD/microSDHC/microSDXC(最大256GB) | |
ディスプレイ* | 約5.2インチ トリルミナスディスプレイ® for mobile/フルHD:1920×1080 | |
カメラ | メインカメラ | Motion Eye™カメラシステム 有効画素数約1920万画素 裏面照射積層型CMOSイメージセンサー Exmor RS® for mobile |
フロントカメラ | 有効画素数約1320万画素 裏面照射積層型CMOSイメージセンサー Exmor RS® for mobile |
|
撮影サイズ | 静止画(ドット) | メイン 5056×3792/フロント 4160×3120 |
動画(ドット) | メイン 3840×2160(4K)/フロント 1920×1080 | |
電池容量 | 2900mAh | |
連続通話時間 | GSM:760分/3G:1890分/LTE:1710分 | |
連続待受時間 | GSM:735時間/3G:830時間/4G:700時間/4G LTE:700時間 | |
外部接続 | Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth® | ver.4.2 | |
外部デバイス/その他 | USB Type-C™/ヘッドセット接続端子 | |
防水/防塵 | 防水(IPX5/8)、防塵(IP6X) | |
付属品 | TVアンテナケーブル | |
テザリング | ○ | |
テレビ(フルセグ) | ○ | |
おサイフケータイ® | ○ | |
緊急速報メール | ○ |
スペック上からも、XZの正当進化であることがよくわかります。目立つのは「裏面照射積層型CMOSイメージセンサー」でしょうか。「先読み撮影」はこれにより可能となりました!
サイズ・重量については、このクラスでは標準的なものですが、これだけの高機能を詰め込んでいると思えばすごいことと言えるかもしれません。
なお、USB接続はType-Cです。XZの時も少し話題になりましたが、ちょっと特殊なタイプですので、PCと接続する際はご注意ください。とはいえ、総じてソツがなさすぎてコメントのしようがない…っていうのが正直な感想で、Xperiaシリーズの優等生ぶりは健在です。
3-2.Xperia XZ Premiumのスペック表
カラー | ディープシーブラック、ルミナスクロム、 | |
---|---|---|
サイズ(高さ×幅×厚さ) | 約156mm×約77mm×約7.9mm | |
質量 | 約191g | |
OS | Android™ 7.1 | |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 835 processor 2.45GHz(クアッドコア)/1.9GHz(クアッドコア) オクタコア | |
メモリ | 内蔵(ROM/RAM) | 64GB/4GB |
外部 | microSDXC(最大256GB) | |
ディスプレイ | 約5.5インチ 4K HDR トリルミナスディスプレイ® for mobile/X-Reality® for mobile | |
カメラ | メインカメラ | Motion Eye™カメラシステム 有効画素数約1920万画素 裏面照射積層型CMOSイメージセンサー Exmor RS® for mobile |
フロントカメラ | 有効画素数約1320万画素 裏面照射積層型CMOSイメージセンサー Exmor RS® for mobile |
|
撮影サイズ | 静止画(ドット) | 未発表 |
動画(ドット) | 未発表 | |
電池容量 | 3230mAh | |
連続通話時間 | 未発表 | |
連続待受時間 | 未発表 | |
外部接続 | Wi-Fi | Miracast™ |
Bluetooth® | ver.5.0 | |
外部デバイス/その他 | USB 3.14 /USB Type-C™ | |
防水/防塵 | 防水(IPX5/8)/、防塵(IP6X) | |
テレビ(フルセグ) | ○ | |
おサイフケータイ® | ○ | |
テザリング | ○ | |
テレビ(フルセグ) | ○ | |
おサイフケータイ® | ○ |
こちらも文句なしの高性能モデルであることがわかります。特筆すべきは5.5インチであるということと、4K対応であることでしょうか。XZsも4Kで録画できるのですが、XZs自身のディスプレイは4K非対応です。つまり、4Kの威力は他デバイスでのみ発揮されます。一方、XZ Premiumはディスプレイも4K対応ですので、自分自身でも高画質が楽しめるということになります。映像にこだわる方にとって、この差は大きいと言えるでしょう。
重量191gはこんなもんかなという感じですが、厚さは7.9mmと、コンマ数mmとはいえ、XZsより薄くできていて驚きです。
それ以外のところはXZsとあまりにも似ていて、どっちがどっちか判らなくなるくらいです。CPU性能はXZ Premiumの方が上と言えば上ですが、これは大画面を下支えするためのスペックアップと考えられますので、処理速度的な使用感は大差ないと思われます。
また、ジャパニーズスマホ必須ともいえるテレビ・おサイフケータイは両機とも当然のごとく対応しています。ガラケーから転身のみなさまにも安心です。
4.Xperia XZsとXperia XZ Premiumはどんな人におすすめ?
Xperiaシリーズは映像・音楽にこだわる方には手放しでお勧めできるのですが、今回取り上げた2機種で、ピッタリなユーザ―像をさらに細かく分けてみます。
4-1.XperiaXZsはこんな人におすすめ
- 映像や音楽にこだわりたい人
- ハイスペックスマホを、トラブルなく安定して使いたい人
- スローモーション映像を自分で作成したい人
- 落ち着いたデザインが好きな人
4-2.XperiaXZ Premiumはこんな人におすすめ
- 動画や写真を4K画質で楽しみたい人
- 映画や動画を、スマホで頻繁に見ている人
- ハイスペックなファブレットを手に入れたい人
- スローモーション映像を自分で作成したい人
- 落ち着いたデザインが好きな人
まとめ
SONYのスマホといえば、基本性能は優秀であるものの、あっと驚くような個性的な機能はほとんどありませんでした。どちらかというと「地味にすごい」という印象だったのですが、XZsとXZ Premiumには「スーパースローモーション」や「先読み撮影」といったオンリーワンな機能が加わりました!ここに惹かれる方にはイチオシです。
さらに、4Kがいい!大画面がいい!という方は、docomoのみという縛りはありますが、XZ Premiumにすれば大満足すること確実です。

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